本校は、昭和23年、戦後間もない動乱期に於いて、地域の期待と若者の学習意欲を受けて、いわき市南部、歴史と伝統のある、この勿来の地に設立されました。当初は、磐城農業高等学校勿来分校として、夜間課程普通科の2学級でスタートいたしました。農業、鉱業、等昼間は働きながら、新しい民主主義の息吹を少しでも学ぼうとする若者の意欲と活気を感じさせるスタートでした。その後昭和28年に福島県立勿来高等学校として独立認可され、定時制課程から全日制課程へ、また普通科と商業科の設置へと時代を反映しつつ、優秀な卒業生を多数輩出して参りました。平成17年度より現在は、いわき南地区唯一の全日制普通科高等学校として、平成19年度に於いて創立60周年を迎えることができました。これも地域の篤い願いから生まれた高校として、地域の皆様に支えられ、また連携を深めながら歴史と伝統が続いてきたものと感謝しております。
本校の校訓は「知性と自律」です。また校章は三本ペンの中央に「高」の字を配したもので、これは「ペンは剣よりも強し」の言葉を借りて組み合わせたものであり、若者の学習意欲を表したものとなっています。本校に入学してくる生徒には、「基礎学力を身に付け」、「自分の進路実現に向かって努力し」、「他を思いやり感謝の心を持ち」、「地域社会に貢献できる」人間になって欲しいと願っています。そのため、生徒諸君には自律ある言動のもと、高校で充実した日々を送れるよう、また多様な進路実現に応え、就職、進学共に内定率100%となるよう教職員一丸となって指導に努めて参ります。さらに、学業のみならず、部活動や生徒会、ボランティア活動など将来有為な人材となれるよう多彩な活動を通して、生徒が活躍できる学校として、生徒が心身共に人間として、成長できる学校を目指しています。
福島県立勿来高等学校長 鎌倉雅臣