校長あいさつ

 本校は、1948(昭和23)年いわき市南部、勿来地区の若者達に夢と希望を与えるため、勤労青少年を対象とした定時制高校、磐城農業高校勿来分校として開校しました。その後、1953(昭和28)年には福島県立勿来高等学校として独立しました。普通科・商業科が相次いで設置されましたが、時代の大きな変化に対応して、定時制課程や商業科は募集を停止し、2007(平成19)年からは全日制普通科のみの高等学校として、現在に至っております。これまでに12,400有余名の有為な人材を社会に輩出しております。昨年、創立70年を迎え、11月11日に記念式典を挙行すると共に種々の周年事業を今年度も展開中です。源義家の詞「吹く風を勿来の関と思えども道もせに散る山桜かな」【千載和歌集】と詠まれた「勿来の関」跡の近くに立地し、「東北の湘南いわき市」の南部に位置することから、夏は涼しく冬は暖かい恵まれた環境の下、小規模校ならではの一人ひとりの個性を大切した教育を実践しております。

 地域とともに歩む学校であるという方針から、生徒会を中心とした駅周辺の環境整備や勿来海岸の清掃活動、地域安全協力隊としての活動など、地域に根ざしたボランティア活動を積極的に行っております。また、福島県立いわき支援学校くぼた校が、高等学校における特別支援学校の併設校として開設されております。高校と特別支援学校が「共に学び、共に生きる」学校として学習や諸行事でコラボレーションすることが試みられています。

  本年度の重点目標として、「自他の存在を認め合い、命を大切にする人。」「正義感や公正さを重んじる人。」「確かな学力と豊かなコミュニケーション能力を持ち地域社会に貢献できる人。」このような人間を育むことを「目指す学校像」として掲げました。

 教職員一丸となって、生徒一人ひとりを大切にした、きめ細かな教育実践に努めてまいります。 今後とも、本校の教育活動に一層のご理解とご支援を賜りますようお願いいたします。


 平成30年4月

                    福島県立勿来高等学校長  木村 敏明